ドラッグストアや、スーパーなどで見かけるアレ。
そう、それは『キシリトール配合食品』。
CMなんかでも、毎食後に何粒か噛んだり食べるたべで、虫歯予防になると宣伝しています。
世界のwiki先生でキシリトールについて読んでみました!
キシリトールは口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、またミュータンス菌の一部の代謝を阻害することから、非う蝕性甘味料として知られる。
1976年にアリエ・シェイニンらがフィンランドで行った実験をはじめとして、う蝕予防効果があることが証明されている。
しかし、キシリトールの再石灰化促進作用については証明されておらず、非う蝕原性であるが抗う蝕性と言うことはできない。
現状での結論として、キシリトール配合のガムなどを適切に利用することでう蝕の予防に一定の効果が認められるが、う蝕が治るということはないとされている(ガムをかむことにより分泌される唾液による歯の再石灰化効果はあるものの、それは「キシリトールそのもの」とは関係がない)。
なんとキシリトールは一部のミュータンス菌に効果があるということ。
ミュータンス菌は子供や大人の歯を虫歯にしてしまう、虫歯菌。
その虫歯菌をやっつける効果があるなんて、なんて素晴らしいのでしょう。
でも、一部なのね。
あくまで一部。
っていうか、ミュータンス菌ってそんなに種類が豊富なんで…?
ミュータンス群は7菌種に分類されているが、ヒトの口腔内に存在するのはストレプトコッカス・ミュータンスとストレプトコッカス・ソブリヌスで、ともにう蝕に関与している。
どうやら2種類のミュータンス菌が人の口の中にはいるらしく、そのどちらかにとってキシリトールが頑張ってくれるみたい。
…ん? 違うな。
代謝を阻害ということは、動きを抑えてくれるっていう優しい感じでしょうか?
虫歯になっていない子には効き目があるのかもしれない。
そして、スーパーで売っている小さな子供向けのキシリトールタブレットって、しまじろうとか、ディズニーとか、子供がわくわくする絵柄で販売してますよね。
しかも美味しいんだ。
(勿論味見が止まらないですよね?)
美味しくて、歯の予防にもなって、おやつにもなるなんて、すんばらしい!って。
結構買い与えていました。
でも子供向のキシリトールはさわやかな甘さがあるんです。
もちろん歯に関して作られているタブレットだから、甘味も化学的な何かで虫歯予防を考えられたものが使われているのかもしれませんが…
かかりつけの歯医者さんでも、カウンターでキシリトールタブレットが販売されているんです。
『お子様の虫歯予防に!』って大きなポップが付けられてて。
なので受付のお姉さんに聞きました。
『キシリトールタブレットって、甘いですよね? うちの場合、効果あるのかな?』
うちの場合:もちろん虫歯だらけの口の中。
この日の受付のお姉さんは、ベテランの歯科助士さん。
いつもうちの子についてくれている方でした。
そしてお姉さんの返事は…
『効果はある、と期待はしたいけれど…
それよりなによりやはりお砂糖が気になります。
全ての治療を終えてから、予防的に食べるならアリだと思います!』
今の娘の口の中の状況を考えると、キシリトールの効果よりも糖分の方が恐ろしい、という返答でした。
あんなにCMやポップなどで虫歯に効果的だと唱っていても、やっぱり食べる人それぞれの環境や状況によっては全く良くないわけで…
暫くおやつ的にあげてしまっていたけど、もしかして悪化させてたかも…?
なんて不安がよぎりました。
うちの子にはまだキシリトールタブレットは早かった…!
いや、なんか違うな、遅いし早かった…?
虫歯菌のない子には、確実に虫歯予防になると思う!
でもガムにしろ、タブレットにしろ糖分が入っているから、食べた後の歯磨きやうがいが必要であろうと思います。
ガムだって糖衣にくるまれてるしなぁ…
虫歯のある子はしっかりと虫歯治療をしてからがベストだそう。
効果があると聞くとなんでも試したくなるところだけど、しっかりとした見極めが大事なのですね…